相続の対策は自分でできる?

相続は被相続人となる人が亡くなってから速やかに進めなければなりませんので、あまりいろいろと考えている時間もありません。
かと言ってそう何度も経験することでもありませんから、トラブルなく相続を進めるためにはあらかじめ対策を施しておくことが重要なポイントになります。
相続の対策と言ってもどんなことができるのか分からない…という人がほとんどだと思いますので、ここでは自分でできる相続の対策をいくつか紹介していきたいと思います。

まず相続の対策としてもっとも簡単で有効なのが遺言書の作成で、これは被相続人の意思をそのまま反映させることできますし、もっとも優先されますから亡くなったあとの相続もスムーズに進められます。
遺言書には大きく分けて3種類あって、ひとつめは自筆証書遺言、ふたつめは公正証書遺言、みっつめは秘密証書遺言となります。

自筆証書遺言はもっとも簡単な遺言書の作成方法で、基本的に紙にペンで自筆してから署名捺印すればOKです。
特に決められた書式があるわけではないので、誰にどの財産を相続させるか具体的に記載しておけば大丈夫です。
公正証書遺言は文字通り公正証書として残すものなので、公証役場で作成しますから、裁判所の検認が不要になるメリットがあります。
秘密証書遺言は誰にも知られたくない時に利用しますが、あまり利用する人はいません。

次に贈与税の基礎控除を利用した対策もあって、贈与税の基礎控除額は年間で110万円までと決まっていますから、その範囲内で繰り返し贈与を行うことで相続税を減らせるメリットがあります。
ただし繰り返し基礎控除内の贈与を行っていると最終的に連年贈与と言って、もともとあった財産を分割で贈与していると判断されてしまい、その場合は通常通りの贈与税を納めなければなりません。
ですから毎年きちんと契約書を作成することや、何年かに1回基礎控除額以上の贈与を行ったり、贈与する金額を変えるなどの対策をしておくことを覚えておきましょう。